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加熱対象物に熱風を吹きつける

1-6.加熱対象物に熱風を吹きつける

ノズルから吹き出した熱風は、周囲の空気を巻き込んで急速に温度を下げます。少しでも高温度が必要であれば、ノズル先端に加熱対象物をできるだけ近づけて下さい。なお、周囲の空気を巻き込むのを防ぐようなフード類を設けると温度低下を緩和する事ができます。

無酸化加熱の為に窒素ガスなどを使っても、通常の方法では周囲の空気を巻き込んでしまうため、酸化を完全に防ぐ事はできません。これについてもフードなどで周囲の空気を巻き込まないような工夫をすれば、ある程度の無酸化加熱は可能になります。

1-7.熱風温度を求めたり機種選定をするための計算方法について

熱風温度計算方法-加熱対象物に熱風を吹きつける

熱風ヒーターから吹き出す熱風温度をT[℃] 、この時のエアー流量をF[L/min.]、熱風ヒーターの消費電力をP[w] とすれば、

熱風温度を求めたり機種選定をするための計算方法について

上式より流量Fを増やせば熱風温度Tは下がりますし、Fを減らせば熱風温度が上ります。ただし、熱風温度が1000℃を超えますと過熱状態となり断線しますので、必ず1000℃以下になるように設定してください。

Fが決められている場合には目的の熱風温度Tにするためにヒーター消費電力Pを変える必要があります。Pが選定した熱風ヒータの定格電力よりも大いものが必要な場合には熱風ヒータの機種選定を変更して、もっと大出力の機種を選ぶ必要があります。

Pが選定した熱風ヒーターの定格電力よりも小さい場合には、供給電圧を下げる事で対応できます。電圧をコントロールする方法については前記したとおりです。

※上記の計算式では熱効率を無視しています。しかし実際には熱ロスを考える必要があります。通常は熱効率が90%~80%程度ですが、エアー温度が高く低流量の場合ほど熱ロスが大きくなり熱効率が低下しますので、低流量の場合には50%~60%の熱効率になることもあります。逆に大流量の場合には熱効率が90%以上にもなります。

※熱風ヒータの容量についてですが、30w~70.000wの範囲で製作実績があります。また、どのような特注仕様でも可能であれば製作致します。

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