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9.紫外線殺菌灯の使用上の注意

紫外線の科学 9. 紫外線殺菌灯の使用上の注意

太陽光に含まれる紫外線の量はだいたい1000マイクロワット/cm2です。紫外線殺菌灯の紫外線量は50-900マイクロワット/cm2と太陽光に匹敵する紫外線量を照射しています。
微生物を殺す力は同じ生物である人間にとっても脅威となりえます。長時間の直接照射は体に有害ですし、危険でさえあります。

取扱いには十分注意して下さい。

  • 点灯中のランプは、直接又は間接に肉眼で見ないでください。又、反射光も眼に入らないようにしてください。目の痛みや視力障害の原因となります。
  • 紫外線殺菌灯を直接又は間接に、人にあたる場所では使用しないでください。眼の痛みや皮膚の炎症を起こす原因となります。
  • やむを得ず殺菌線の照射を受ける場合には、皮膚や目の露出を防止する為に、「紫外線用保護メガネ」や「手袋」等の保護具を着用するようにしてください。
  • JIS Z 8812(有害紫外線放射の測定方法)には、許容限界値(TLV)は1日当たり8時間以内で、60J/m2以下と定められています。
  • ランプや反射板はこまめに清掃してください。汚れていると殺菌効果が著しく低下します。
  • ランプはは定格出力の70%まで減少したときの時間を寿命としており、それ以上点灯しても十分な殺菌効果が得られませんので、ランプを交換してください。寿命を超えて点灯した場合、紫外線出力が弱くなるため初期の殺菌効果が得られなくなります。
  • 取付け、取外しや器具清掃のときは、必ず電源を切ってください。感電、目の痛み、視力障害や皮膚の炎症の原因となります。
  • ランプは必ず専用の殺菌灯器具にてご使用ください。
  • チェーン吊り形や壁埋込、回転灯(上向き時)をご使用の場合、天井や壁に反射率の高い材料(アルミ、ステンレス、白色プラスタ等)が使用されている場合には殺菌灯を設置しないでください。反射した紫外線により眼の痛みや視力障害、皮膚の炎症の原因となることがあります。
  • 布地や壁紙など退色しやすい物のそばで使用しないでください。被照射物が紫外線により退色を起こしたり劣化する原因となります。
  • 植物のそばで使用しないでください。紫外線により葉を枯らしたり育成障害の原因となります。

紫外線一般に対する注意事項は、環境省環境保健部の「紫外線環境保健マニュアル2008」が参考になります(クリックするとリンクします。)

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