Home / 熱風ヒーター / 技術情報 / 熱風ヒーターのQ&A

熱風ヒーターのQ&A

熱風ヒーターのQ&A

□ 選定

Q 熱風ヒーターの原理を教えて下さい

A 熱風ヒーターは常温の気体を、加熱管に供給して、熱風にする加熱装置です。

Q どんな気体でも加熱できますか?

A 下表を参照して下さい。

気体の種類と使用可否

気体により、熱伝導率が異なるので、熱風ヒーターの加熱にも差が出ます。
空気を100%とすると、アルゴンガスでは66%くらいです。
空気を900℃に加熱できる状況でアルゴンを通風すると、約600℃にしか昇温しません。

下表の熱伝導率と近似の値を示します。

熱伝導率と近似の値

Q 熱風ヒーターの電圧を教えて下さい。

A 標準品は、100V・200Vですが、準標準として、110V・120V・220V・240Vが有ります。
原理的に製作可能なものなら、ご指定の電圧で製作いたします。

Q 機種選定のコツは何ですか?

① 熱風ヒーターを使う用途を決めます。

② 使用する温度を決めます。

③ 加熱気体を決めます。 空気を選ぶ方が大部分です。

④ 使用する風量を決めます。

⑤ 下記の表から、電力(W数)を求めます。

温度特性  ABH100W-550W

この表で最適な機種が求められます。

【例】毎分40ℓの風量で500℃の熱風ヒーターが欲しい。
1. 40(ℓ/分)と500℃の交点を求めます。
2. 交点は440wの線になります。
3. 440wに安全係数200%を乗じて880wを求めます。
4. 880wに近い定格は1kwです。

【推奨機種】 ABH-100v-1kw/15PH/+S

温度特性  ABH-650W-3000W

この表で最適な機種が求められます。

【例】毎分100ℓの風量で300℃の熱風ヒーターが欲しい。
1. 100(ℓ/分)と300℃の交点を求めます。
2. 交点は650wの線になります。
3. 650wに安全係数200%を乗じて1.3kwを求めます。

【推奨機種】 ABH-100v-1.3kw/18PH/+S

温度特性  ABH-6kW-30kW

この表で最適な機種が求められます。

【例】毎分1500ℓの風量で600℃の熱風ヒーターが欲しい。
1. 1500(ℓ/分)と600℃の交点を求めます。
2. 交点は20kwの線になります。
3. 20kwに安全係数200%を乗じて40kwを求めます。

【推奨機種】 ABH-200v-40kw/29x6PH/+S-特注仕様

立ち上げ時間と温度-熱風ヒーターの機種選定

⑥ 気体の供給方法を決めます。既存のコンプレッサーやポンプを使うか、新規に調達するか決めます。

気体の供給方法

⑦ 温度を制御する方法を決めます。
・温度調節器にSSRを組み合わせる方法
(弊社でフルセット販売しています)
・ボルトスライダー(スライダック)で制御する方法

⑧ 継手、チューブ、スタンドなどの周辺機器を手配します。
(手配先が無ければ、弊社でもフルセット販売しています)

⑨ 組み立てて、熱風を吐出しながら、 適切な運転条件を導きます。
運転順序は、1.通風、2.温度制御開始、3.加熱です。
停止順序は、1.加熱停止、2.温度制御停止、3.通風停止です。

⑩ 試しに使ってみるなら、ラボキットがオススメです。

Q 熱風ヒーターの先端を自社で改造できますか?

A PH/PS型は先端に内ネジを切っています。 お客様でのアダプター製作が可能です。

Q 熱風ヒーターの取り付けはどうすればいいですか?

A 弊社でホルダーを用意しています。 お問い合わせください。

Q 熱風ヒーターの温度のモニターは出来ますか?

A 弊社販売の温度調節器SDC15に、別売のモニターソフトSLP-C35J50を使えば、トレンドグラフでモニターと記録の保存が出来ます。

熱風ヒーターの温度モニター

Q 熱風ヒーターの故障原因を教えて下さい。

A 一番多いのは、無風通電(空焚き)です。 内部の発熱線が焼損して断線します。
供給配管のバルブを開けずに通電したり、作業中にホースが外れて無風通電となり焼損します。
モニター用に小形の圧力センサーを配置すると安心です。

二番目に多いのは、オーバーヒートです。
定格ギリギリで使った場合、温度調節器のオーバーシュートで定格オーバーとなり、焼損します。
この場合は、オーバーシュートゼロの設定が出来るAzbil SDCシリーズをご利用下さい。

三番目は、加熱気体中のオイルミストです。
オイルミストが燃えたり、ヒーターに焦げ付いてそれが原因で焼損します。
配管途中にオイルフィルターを配置すれば安心です。

四番目は、空気圧のかけ過ぎです。 開栓直後のウォーターハンマー現象には注意して下さい。
特に、先端が加工されたB型やC型は配管途中にレギュレーターを配置すると安心です。

熱風ヒーター製品情報

お問い合わせ