1. オゾンの発見

【オゾン殺菌の科学 目次】

  1. オゾンの発見
  2. オゾン層の生成
  3. オゾンの合成
  4. 殺菌のメカニズム
  5. オゾンと紫外線
  6. 塩素殺菌との違い
  7. オゾン殺菌の適用事例
  8. オゾンの濃度と毒性

オゾン殺菌の科学1.オゾンの発見

オゾンは、ドイツ・スイスの化学者で、綿火薬(ニトロセルロース)の発見者としてよく知られている、クリスチアン・フリードリヒ・シェーンバイン(Christian Friedrich Schönbein、1799年 – 1868年) によって1840年に発見されました。

オゾン殺菌の科学1.オゾンの発見
1838年、彼は燃料電池の原理を発見した。1939年、彼は同様にオゾンが酸素から成り立っている事を緩慢な白燐の酸化と水の電気分解の実験中に発見した。 これらの実験はシェーンバインがスイスのバーゼル大学の教授に就任した1928年より、特有の臭気に気を留めた事をきっかけとして始まりました。

オゾンは強力な臭気を放つ。同様の臭気が落雷によっても生じる事をきっかけとしてオゾンは大気からできると推測した。シェーンバインは彼の実験装置で実証した。この強い臭気はシェーンバインによってギリシャ語の‘臭う事’を表す‘ozen’から‘オゾン’と名づけらられました。

シェーンバイン博士の一連の発見と研究を記した論文は”ある化学反応に起因する臭気の性質”として1840年、パリでフランス科学アカデミー誌に掲載されました。

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