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5-1.CTヒータ電流検出器(ヒータ断線警報用)

■機能

ヒータ断線警報機能は、専用の電流検出器を使用して負荷電流を調節計が検出し、制御出力がON時に設定した電流値より低くなった場合ヒータ断線と判断し警報接点をONにします。
さらに、調節計からOFF信号が出力されている時に設定した電流値より高くなった場合(リレーまたはSSRの短絡故障など)は、操作器故障と判断し警報接点をONにします。

■原理(電流トランス方式)

原理(電流トランス方式)

リングコアに巻かれたnターンの二次巻線と、貫通電線の間がn:1の変流比となる電流トランスです。出力電流を負荷抵抗に流すことで電圧信号に変換します。

■構造(電流トランス方式)

構造(電流トランス方式)

絶縁処理された、リングコアにトロイダル巻線を施したCT(Current Transformer)をプラスチックケースにエポキシ封止した構造です。
二次巻線はケースに固定されたリード線またはピンに接続されており、貫通電線との間は絶縁されています。

■注意事項

●電流検出器(CT)モニタ値は、あくまで目安です。電源変動等が大きい場合は、小さめの値を設定が必要です。
●複数のヒータを並列接続されている場合、感度を上げるために大きめの数値(ただし、電流検出器(CT)モニタ値以内)の設定が必要です。
●ヒータ断線警報機能を設定し、電流検出器(CT)を接続しない場合、ヒータ断線警報はONになります。

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