1-6.局所含水率と平均含水率

1-6.局所含水率と平均含水率

一般に材料の含水率は、材料表面と中心部では含水率が異なります。
そこで、任意の測定点の含水率を局所含水率、材料全体を平均したものを平均含水率と呼びます。

近年の技術革新により、安価で高性能なマイクロ波透過型測定器も登場しました。
マイクロ波の減衰特性は水分量(約30%まで)に対して非常に高い相関関係があります。
透過するマイクロ波の特性を利用し材料の表面の含水率だけでなく芯部の水分を反映して材料を測定します。
抵抗式や高周波式のように材料表面の水分を測定する方式と違い、材料の中心部を含む透過部位の水分量が測定できるので、精度の高い結果が得られます。

また、測定点を移動すると、透過した材料の部位の水分量に比例した減衰量が測定できます。
これを応用して、材料内部の水分傾斜をグラフで表示したり、測定部位の平均含水率を表示できるようになりました。

局所含水率と平均含水率の関係

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