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高性能集光型ハロゲンラインヒーター HLH-55シリーズ

1.HLH-55の特徴

1)線状に最高1350℃まで加熱できます。

高性能ハロゲンラインヒーターHLH-55は棒状ハロゲンランプを使用した集光型赤外線加熱機器です。

製品コンセプトは「最高性能」、集光鏡100mm当り最大約2kwの出力が可能です。

線集光型は線状加熱以外にも、ワークをコンベアにのせ、ヒーターで照射すれば全体加熱が可能です。

また焦点位置から離して使うことにより、幅をもたせた加熱ができます。

2)完璧なクリーン加熱を実現し、クリーンルームや真空中の加熱も可能です。

水冷型は真空容器で使用できます。
真空曹の中に入れると、初期に無機接着剤からの若干のガス放出がありますので予め真空処理が必要です。

2.HLH-55の外形写真

HLH-55の外形写真
《HLH-55A/f25/L280 DCFAN》

HLH-55の外形写真

《HLH-55A/f25/L280 ACFAN》

HLH-55の外形写真

《HLH-55W/f25/280》

3.HLH-55の焦点距離と焦点幅

HLH-55の焦点距離と焦点幅

焦点距離(25㎜)から離すと、ある程度の幅を持たせた加熱もできます。
照射強度は均一になりますが、周辺部の熱が逃げるので中心部の温度は高くなります。

 

定格距離25㎜の位置からHLH-55W/f25/L280で耐火煉瓦に照射。

HLH-55の焦点距離と焦点幅

下の画像はサーモグラフィーカメラで撮影した熱画像です。

HLH-55の焦点距離と焦点幅

熱画像をハロゲンラインヒーターHLH-55の集光鏡範囲(280mm x 55mm)を10分割し、
分割された個々の範囲での最高温度を、全範囲の最高温度で除算し、耐熱煉瓦の温度分布を数値化します。

HLH-55の焦点距離と焦点幅

棒状ランプなので照射強度は均一ですが、加熱対象物への入射熱は外部に熱放散され、熱放散の少ない中心部の温度が高くなります。

 

4.HLH-55の昇温時間

HLH-55の昇温時間

【ご注意】
赤外線加熱では対象物の赤外線吸収率により加熱温度が変わります。
長時間照射すると高温になります。

 

5.HLH-55の電圧と寿命

HLH-55の電圧と寿命

上図の様に、定格電圧から10%下げて使用すると、設計寿命が3倍に伸びます。
定格電圧から20%下げて使用すると、設計寿命が9倍に伸びます。

HLH-55の電圧と寿命

6.手動制御→HCVDシリーズ

超小型集光型 ハロゲンラインヒーター HLH-30 シリーズ

ハロゲンヒーター用 手動電源コントローラー HCVD シリーズの概要に移動

7.自動温度制御→HHC2シリーズ

超小型集光型 ハロゲンラインヒーター HLH-30 シリーズ

高機能 ヒーターコントローラー HHC2 シリーズの概要に移動

8.HLH-55の構成

HLH-55の構成

9.HLH-55の外形図

HLH-55の外形図

HLH-55の外形図

HLH-55の外形図

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