再反射加熱法とは

再反射加熱法の概要

ハロゲンランプを使用した集光加熱は、集光鏡を使い光エネルギーを加熱対象物に集中させて高温加熱しています。
加熱対象物に入射した光の内、吸収光を除いた反射光が多ければ多いほど、加熱対象物の温度は低くなります。集光鏡のみを使用した加熱では、この反射光を利用する割合が低くなります。
再反射加熱法では、この反射光を反射材を使用して再利用し、加熱対象物の高温化・均一化に寄与させることができます。

高反射素材の加熱

赤外線反射率が高い素材は、裏を返せば赤外線吸収率が低い素材です。赤外線吸収率が低い素材は、高温化することが難しい素材とも言えます。
素材に入射した赤外線の内、反射した光を再利用すると、高温化することができます。

極小素材の加熱

質量が小さい程、加熱温度の昇温速度は速くなります。
再反射加熱法では、極小素材の加熱の高温化に適しています。集光鏡のみを使用し加熱方法よりも格段に高温化することができます。

均一加熱

ハロゲンランプを使用した集光加熱は、熱源が「点」または「線」です。そのため、「面」の形状での加熱は難しいと思われがちです。
照射距離を変えて、焦点をずらすことで、集光加熱でも面の形状の加熱が可能です。より均一加熱するために再反射加熱法を使用します。

反射材の種類

金メッキ

反射率の高い金をメッキした素材です。
金メッキは変色しづらく、耐食性に優れています。
弊社の集光鏡を転用できます。

アルミ研磨

研磨されたアルミはコストパフォーマンスが高く、反射率の高い素材です。
金メッキと比較すると約10%反射率が低くなります。
再研磨可能ですので、手入れをすれば長期間使用できます。

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