ハロゲンラインヒーターの焦点距離と焦点幅

ハロゲンラインヒーターの集光径との関係

まず始めた語句の定義をします。

焦点距離:集光鏡端部から加熱対象物までの距離
焦点幅:中心部とほぼ同じ温度になる範囲
集光鏡の「集光距離」と「集光幅」の定格値は最高温度を得られる値です。

(1)1.集光幅と電力(W)の関係

電力(W)が大きいほど焦点径も大きくなります。
同じ焦点距離で電圧が同じ場合は電力(W)が変化しても出力密度は変化しません。
電力(W)が小さくなれば集光径も小さくなります。

(2)集光幅とフィラメントの関係

フィラメントのサイズが焦点径の最小サイズです。

(3)3.集光径と焦点距離の関係

線型加熱の場合、定格の焦点幅から上下すれば焦点幅を大きく広範囲に加熱できます。(アウトフォーカス)
焦点幅が同じでも焦点距離が短いほど高い出力密度で照射でき、ランプの性能を活かした高温加熱ができます。
※集光鏡の特注品を専用設計後に製作する事もできますが、価格と納期の観点から、
焦点位置からずらせて使用できないかを検討することをお勧めします。

(4)4.集光幅と集光鏡の開口径の関係

集光鏡の幅が大きいほど小さく絞り込め、高温が得られます。
ただし最小サイズはフィラメント径まで。

以下はHLH-30W/f20/220v-500w(焦点距離定格20mm、電圧30V)で、焦点距離を変えて照射した写真です。

ハロゲンラインヒーターの焦点距離と焦点幅

(図1)f=20.0の機種を12.0.㎜の距離で照射
ほぼ均等な分布で焦点幅が定格幅より大きくなっている

(図2)f=20.0の機種を14.0㎜の距離で照射
ほぼ均等な分布で焦点幅が12.0㎜より狭い

(図3)f=20.0の機種を20.0㎜の距離で照射
焦点距離が定格なので焦点幅(光束)が最も効率的な状態。焦点が最高温度を得られる。

(図4)f=9.0の機種を18.0㎜の距離で照射
ほぼ均等な分布で焦点幅が大きくなっている

ランプの性能を最大限に活用し高温加熱を成功させるには、「再反射加熱法」を採用してください。

《 HLH-30W/f20 電圧100Vで照射 》

HLH-30W/f20 電圧100Vで照射

 

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