ハロゲンポイントヒーターの概要

ハロゲンポイントヒーターは、ハロゲンランプの光と熱を反射ミラーで集中させて高温加熱するヒーターです。

◎熱媒体なしで直接加熱するので真空中の試料加熱ができます。
◎クリーンに1000℃~1400℃の高温加熱ができます。
×加熱対象の適否が問題になり易く、サイズが大きく近距離加熱です。

ハロゲンランプをヒーターとして使用した場合、基本的に照明用ハロゲンランプとの差はありません。
ハロゲンランプはタングステン製フィラメントに通電してそれを高温にし、そこから放射される光(波長は近赤外域~可視域の電磁波)を利用するものです。

可視域の光に変換する効率は10%以下と非常に効率が悪いのですが、赤外域の光を含めた全電磁波に変換する効率は90%前後となり、非常に効率の良い加熱手段となります。
ただし総合的な熱効率を考える場合にはランプから放射された光を目的の加熱対象にいかに集中させるか、という効率に加え、その加熱対象が照射された光の内の何%を吸収するか(吸収率)が重要です。

大まかに言ってこれらの値は以下の通りです。

ハロゲンポイントヒーターの概要

つまりハロゲンランプに供給された電力(エネルギー)を加熱対象に与える効率は40%程度。
さらにそこから加熱対象物は吸収率分しか吸収してくれませんから、総合的な熱効率はステンレス酸化面などでも30%前後,ステンレスの光沢面なら10%程度の総合熱効率にしかなりません。
しかしこれでもオープンな系としては良好な熱効率です。さらにハロゲンランプはそれ自身の立ち上がり時間がほとんどゼロで瞬時に立ち上がりますから、不必要なときには電源をOFFしておけば良いわけで、この様な理由から非常に熱効率の良い加熱方法として定着しています。
凹面鏡を使った加熱に使うランプとしては「点加熱」と「線加熱」でランプの形が異なります。点加熱にはフイラメントもできるだけ点に近いものが好ましく、縦横比が1~2の短いフィラメントを球形または短い円柱形の石英管に封入したものが使われます。
線加熱用には細長いフィラメントを細長い石英管に封入したものです。
点加熱用は大電力のものが作りにくく、最大2kw程度です。線加熱用は長さ1m~2mで10kw以上のものも作れます。ただしランプは電流容量に限界があり、太いサイズを使っても25A程度が限界なので、5kwを大きく超える様なランプの場合、定格電圧を400vとかにする必要があります。

集光径は焦点距離15mmで約φ5mm。
加熱対象物にもよりますが約1000℃~1400℃まで加熱出来ます。
ハンダ付けなら約5秒間です。
HPH30画像

高効率なミラー設計と高反射率の金メッキ鏡仕様

ミラー部とランプ部にわかれており、ランプ部のみ,ミラー部のみの交換ができます。

一般仕様品とクリーン仕様品があります。
通常の御使用には一般仕様品の方が安全です。

クリーン仕様品はランプの固定に接着剤の使用量を極力減らし、電線にテフロン電線を使用したもので、クリーンルームや真空中での御使用を対象にしたものです。
ただし一般仕様品よりもボディ温度が高くなり、耐熱限界を超えたときにはテフロン電線はトラブルを起こしやすい等の欠点もあるので、注意が必要です

ハロゲンポイントヒーター製品一覧

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